第5回
クロアチア映画祭

2026年11月20日(金)〜26日(木)

東京にて開催!!

上映予定作品


ドリーム・オン / ドリーム・オフ

Dream on / Dream off

  • 制作年 : 2025年
  • 上映時間 : 64分
  • ジャンル : 100%AI

記憶するカメラ

映画の伝統的かつ「動物的」な存在論において、カメラとは記録するものでした。可視なるものを狩り、現実の証拠を集める存在だったのです。しかし本作において、「見る」という行為は反転します。カメラはもはや世界を模倣するのではなく、世界を記憶するのです。ひとつひとつのフレームは記憶された知覚の断片であり、かつて存在したと信じられていた世界の残響(エコー)です。私たちが目にするものは出来事そのものではなく、メディア自体によるその回想 ー テクノロジーによる「アナムネーシス(想起)」の形態なのです。

画像の記憶から、記憶の画像へ

かつて映画が「光」を「記憶」へと変換していたのだとすれば、この映画はその逆のプロセスを実行します。すなわち「記憶」を「光」へと変換するのです。この転換は象徴的なものではなく、構造的なものです。

技術的記憶 / 感覚のグラマー(文法)

本作はアナログとデジタルのプロセスを組み合わせています。16mmフィルムの粒子、1970年代の光学機器、人工音声、アルゴリズム音響。16:9のアスペクト比は建築的な制約 ー 知覚が呼吸するための膜 ー として扱われます。音響はモノフォニックな密度の高さと空間的な拡散の間を行き来し、言語は構文とノイズの間で明滅します。その結果生まれるのは、自らの夢を見る機械のように振る舞う映画というオブジェクトです。

  1. 参入 / 退出(Entry / Exit)
    夢はもはや私的なものではありません。ライセンス化され、設計され、パッケージ化されたバージョンとして存在します。あなたは「夢を見る人(ドリーマー)」ではなく、「ユーザー」なのです。あなたの場所はアバター(あなたの代理)によって占められ、あなたに代わって夢へと入っていきます。
  2. 夢の外部にある身体(Body outside the dream)
    あなたは何も送信してこない電極をつけ、目を閉じたままじっと横たわっています。夢の中で、あなたのアバターは走り、キスをし、飛び、燃え、沈んでいきます。あなたはそれを知っています。しかし、感じることはできません。
  3. オブジェクトとしての夢(Dream as Object)
    アバターはあなたを「演じて」いるわけではありません。アバターは、あなたがあなたであることを知りません。それは純粋な形式としての夢 — 記憶も、未来も、理由もない構成物(プロダクト)です。解釈することも、記憶することも、夢を見ることもしません。ただそこに「発生して」いるだけです。
  4. 市場(The Market)
    夢はコレクターや転売屋、アーキテクト(設計者)たちによって売買されます。あなたは誰も体験することのない夢にお金を払います。それはまるで、二度と覗き込むことのない鏡にお金を払うようなものです。夢は「通貨」であり、「感情」ではありません。
  5. ドリーム・オン[夢の始動](Dream On)
    夢の中で、現実の姿は無数のバージョンへと姿を変えます。過去を持たない登場人物たちが、未来を持たない登場人物たちと出会います。地理を持たない場所が、身体を持たない訪問者たちを待っています。
  6. ドリーム・オフ[夢の停止](Dream Off)
    システムがシャットダウンします。アバターは消滅します。夢は崩壊します。あなたは目を開けます。記憶すべきものは何も残っていません。そこにあるのは、取引が完了したという確認だけです。

「Dream On」と「Dream Off」の間には、ひとつの吐息があります。
それは「画像の記憶」から「記憶の画像」への移行であり、映画がもはや現実を観察するのではなく、現実を記憶するという行為そのものを実行する場所なのです。

  • 脚本・監督・デザイン・編集 : ダリボル・バリッチ
  • 制作 : Kaos

クリスタル・プラネット

Crystal Planet

  • 制作年 : 2026年
  • 上映時間 : 137分
  • ジャンル : アニメーション、アドベンチャー

入植が始まったばかりの「クリスタル惑星」で、11歳の少女リアは、変異したモンスターによって母親と引き離されてしまった恐竜の子供「バーギー」と出会い、友達になります。リアはバーギーを母親のもとへ返そうとしますが、バーギーの持つ特殊な能力を利益のために利用しようと目論む冷酷な総督と鉢合わせてしまい、危険な局面を迎えます。リアとバーギーは固い友情と勇気を胸に、立ちはだかる困難を乗り越え、クリスタル惑星の儚く繊細な命のバランスを守らなければなりません。

  • 監督 : アルセン・A・オストイッチ
  • 原案 : ドゥシャン・ヴコティッチ
  • 脚本 : アレクサンダル・ジリャク、アルセン・A・オストイッチ、ブレット・シャムウェイ
  • プロデューサー : ペトル・ホラーク、アルセン・A・オストイッチ
  • エグゼクティブ・プロデューサー : ソルヴェイグ・ランゲランド、ズザナ・クリヴコヴァ(チェコテレビ)
  • コ・プロデューサー : ペテル・バダチ、ズザナ・クリヴコヴァ(チェコテレビ)、ヘレナ・ウルドリホヴァ(チェコテレビ)
  • クリエイティブ・プロデューサー : バルバラ・ジョンソノヴァ(チェコテレビ)
  • アソシエイト・プロデューサー : ローレンス・M・ルッソ
  • 声の出演 : ジェレミー・アイアンズ [モルドカン総督役]、ヴァネッサ・レッドグレーヴ [女家長役]、マイケル・ヨーク [家長役]、ジェシカ・ブーン [サンドラ役]、イザベル・ヴォラヴァ [リア役]、バスティアン・アントニオ・フェンテス [アンディ役]、ジョシュ・モリソン [ヴァル役]、アメリー・ベルフィーユ [ミア役]、ブリー・ウェルチ [アナ役]、グレゴリー・ガジョン [ファングビーク1役]、ピーター・ホスキング [ファングビーク2役]、セバスチャン・ホップウッド [バーギー役]、パトリック・M・ベントリー [ヤング・ゴルゴン役]、チャーリー・マグワイア [ニュースキャスター役]、ロバート・ポロ [気象予報士役]、リラ・マコニグリー [教師役]

ドラジェン

Dražen

  • 制作年 : 2024年
  • 上映時間 : 100分
  • ジャンル : スポーツ

ドラジェン・ペトロヴィッチの物語は、有名なスポーツでの成功という側面よりも、むしろドラジェンの私生活やその独特な人柄に焦点を当てている。
この脚本は、ドラジェンとバスケットボールとの関係 ― 彼にとって最大の情熱であり、ある種の個人的な信仰でもあり、唯一の真の愛であり、同時に呪いでもあるもの ― を問題提起している。

  • 監督 : ダニロ・シェルベジヤ、リュボ・ズジェラレヴィッチ
  • 脚本 : イヴァン・トゥルコヴィッチ=クルニャク
  • 出演 : ズリンカ・ツヴィテシッチ [ビセルカ・ペトロヴィッチ(ドラジェンの母)役]、ドマゴイ・ニジッチ [ドラジェン・ペトロヴィッチ役]、ドラガン・ミチャノヴィッチ [ヨレ・ペトロヴィッチ(ドラジェンの父)役]、ロミナ・トンコヴィッチ [レナータ役]、トンコ・ストシッチ [ドラジェン・ペトロヴィッチ(少年期)役]

バルカニカ : ダーク・サイド

Balkanika: Tamna strana

  • 制作年 : 2025年
  • 上映時間 : 148分
  • ジャンル : アクション

ボスニア・ヘルツェゴビナの麻薬密輸組織が、予期せぬトラブルから大混乱に陥る物語です。シリア人移民が持ち込んだ爆発物をきっかけに、国境を越えてISIS(イスラム国)のテロリストたちが国内へと引き寄せられてしまいます。緊迫するボスニア・ヘルツェゴビナとクロアチアの国境地帯で、密輸グループの面々は自分たちの忠誠心と生き残りをかけた命がけの危険なゲームへと巻き込まれていくことになります。

  • 監督 : マリン・マムザ
  • 出演 : ルカ・マムザ [ストルーヤ役]、アナ・ウルシュラ・ナイェヴ [ドラ役]、アナ・ポポヴィッチ [レイラ役]、イヴァン・シャゴリ [バカル役]、ミルヴァド・クリッチ [タリク役]、ネディム・ネジロヴィッチ [イブラヒム役]

パウリナ・P.の第二の日記

 Drugi dnevnik Pauline P.

  • 制作年 : 2025年
  • 上映時間 : 79分
  • ジャンル : ファミリー

パウリナ・P. が帰ってきた! 干渉しすぎる大人たちや学校での嫌がらせといった、思春期ならではの悩みに再び向き合う彼女。
しかし、大好きなおばあちゃんが不治の病に侵されていることを知り、これまでにない最大の試練に直面することになります。

  • 監督 : ネヴェン・ヒトレツ
  • 脚本 : サニャ・ポラク、イヴァン・トゥルコヴィッチ=クルニャク
  • 出演 : カチャ・マトコヴィッチ[パウリナ・P.役]、リリャナ・ボゴイェヴィッチ [清掃員役]、ズヴォンカ・トマシュ・ブラッツォドゥーロ [クラスメイト役]、ニクシャ・ブティエル [サンタクロース役] 、他

会場

神田明神 EDOCCO STUDIO

東京都千代田区外神田2-16-2

神田明神文化交流館 地下1階
EDOCCO STUDIO

  • JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩5分
  • JR京浜東北線・山手線「秋葉原駅」電気街口より徒歩7分
  • 東京メトロ銀座線「末広町駅」より徒歩5分
    • 詳細はEDOCCO STUDIOのウェブサイト
      アクセス」をご確認ください。

Morc阿佐ヶ谷

東京都杉並区阿佐谷北2丁目12-19

聖観ビル 地下1階

  • JR中央線「阿佐ヶ谷駅」北口より徒歩約3分
    • 詳細はMorc阿佐ヶ谷のウェブサイト
      アクセス」をご確認ください。

上映スケジュール

掲載までしばらくお待ちください。

イベント

クロアチアをより身近に体験でき、知識を深める機会となるよう、クロアチア映画作品の上映会と別に、会期中は毎日、文化に触れるセミナー等を開催するほか、物産展、クロアチアトリュフの加工品、雑貨の販売なども行います。
クロアチア映画祭にお越しいただければ、日本にいながらにして、丸ごとクロアチアを体験できます!


特別イベント (予定)
  • 11月20日(金) 17:00~21:00
    オープニングセレモニー + 映画作品鑑賞 + レセプション
  • 11月26日(木) 19:00~20:00
    表彰式

映画祭公式SNS


チケット

チケット料金

  • 一般 : 1,500円/1人・1作品
  • 学生 : 1,000
  • こども(小学6年生まで) : 500円
  • こども(未就学児) : 無料
  • ペア(※公式グッズ付き) : 3,000円
  • フリーパス(※公式グッズ付き) : 9,000円
  • 学生フリーパス(※公式グッズ付き) : 6,000円
    • 印のチケットは公式グッズ(シール2枚、缶バッジ2個)付きです

チケットご購入方法

  • Peatixサイトでは「神田明神 EDOCCO STUDIO」で上映されるチケット販売のみといたします。
  • Morc阿佐ヶ谷のチケットに関しては、後日改めてご案内いたします。

映画祭について

主催

協賛